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むずがゆ系ホラー「声優養成所の闇」入所オーディション編

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 1:声優養成所について

  その昔、声優は映画俳優・舞台俳優の副業として、外国映画の吹き替えをするところから始まった。
  戦後の復興、右肩上がりの経済復興によって国民一人一人がが裕福になり、各家庭にテレビが置かれるようになった。
  視聴者がテレビに夢中になるような魅力的な番組が増え、ナレーション・アニメの吹き替え需要が急増し、
  いつしか俳優たちの中から、マスコミ仕事を本業とする「声優」になっていく者が増えていった。
 
  私が通っていた声優養成所は、業界内でも随一のタレント所属数を誇る、大手プロダクション附属養成所だった。
  声優の養成所、専門学校は日本全国に星の数ほどあれど、この養成所の一番の優位性は「附属」とう点だ。
  中には記念入学やカルチャー教室感覚で通うような「異星人」がいるが、
  キャリア形成において一番大切な10代後半、20代を、学校法人でもなんでもないタレント養成機関に捧げるのだ。
  声優になるという夢を実現させるためには、全てを失う覚悟で挑まなければならない。
  人生をかけた勝負で、オーディションに合格すれば母体事務所に所属できる附属養成所と
  単体の養成所とでは、その価値は全く違う。
  余談だが、1つだけ単体であるにも関わらず、優秀な声優を大量生産し、各大手プロダクションに
  送り込みまくっている化け物みたいな専門学校があるが、それはマネージメント専門の経営者だけでなく、
  業界各方面の有力者たちが出資して作られた学校だからである。 
 
  ちなみに私は、大学に通いつつ、土日に附属養成所に通う、思い切りつぶしを利かせた戦法で学生生活を過ごした。
  結果は、プロ声優として生き残れなかったので、つぶしを利かせて正解だったのであろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2、ザビ家の男

  漫画家で、漫画が嫌いな人がいないのと同じで、声優にアニメや外国映画が嫌いな人はいない。
  お笑い芸人の学校に行く人が大御所芸人にあこがれるのと同様、声優志望者もガンダムに出演したい。
  当たり前のことである。
  しかし、初対面の私に対して、その受験生の男(仮に山田としよう)の第一声は
 
 
 
 
 
 
 
 
     
     山田・ザビ:君もザビ家の男かい?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     USE-K・ザビ:・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  なんとしてでも入学したい養成所のオーディション会場、どこで審査員が見ているか分からない。
  ガンダムが死ぬほど好きな私ですら、あの挨拶にはノックアウトされた!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

3:架空の歴史人物を作る腐女子「シバ式部」

  受験会場には、社会人としてのTPOが完全に終わっている珍獣が山ほどいたので
  是非とも全員紹介したいが、本が一冊執筆できるほどいるので、もう一人だけ紹介して
  次の話題に移ろうと思う。
  その養成所の入学試験は、漢字や作家、戯曲、一般常識等を問う筆記試験と面接試験で選考された。
  当然重視するは面接試験であり、筆記試験で100点中17点の人も合格していた。
  山田・ザビは、残念ながら面接でソロモンの宇宙に散ったようで入学式にはいなかった。
    
  ここで紹介するシバ式部さんは名前の如く、平安時代の文筆家のような黒髪ロングのふくよかさんで、
  前髪で顔が半分隠れた女性受験者であった。
  山田ザビのようにパンチの効いた発言はしないものの、とても見た目が個性的だったので、
  私はチラチラと彼女の方に視線が向いてしまっていた。
  筆記試験で彼女がどんな解答をしたのか、とっても気になった。
  なので、終了の合図でペンを置いてから解答用紙が回収されるまでの間に、目線だけ彼女の
  解答用紙に向けた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      紫 式部→柴 色部
 
 
 
 
 
 
 
      徳川 綱吉→特川 網吉    
 
 
 
 
 
 
 
 
  おっしゃるとおり!
  もし彼女が男性であれば、私は「アミヨシ」と命名していた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

4:芸能関係の学校は人付き合いが大変

  講師の中にも変わり者はいたが、前述の受験生や学生に比べればとてつもなく常識人に見える。
  講師が世間で非常識な人だったとしても、長年の競争激しい声優業界で成功を収めたのだから、
  その講師が正解なのである。
  売れたもの勝ち。
  
  声優は舞台や登場人物の多いアフレコ等、集団での仕事もあるが、
  ソロ収録の方が圧倒的に多い。
  アニメも、売れっ子だけ別録りというのはザラにある。
 
  自分が前に出るアピール合戦の世界だから、みんな「我が強い」。
 
 
 
 
 
 自分がやりたいと言って挑戦させてもらったので、子供が受験したいと言ったら反対はできない。
 しかし、貴重な新卒切符を失い単なるカルチャースクールに費やすデメリットは、体験者でしか伝えられないはずだ・・・。
 
 
 
 
つづかない
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